やる気が出ないので、

観ずに溜まっている映画を消化。
奇遇なことに、両方とも裁判をネタにしたもの。
別段、意図は無いよ;-)

12人の優しい日本人

いや、やっぱり面白いよね、三谷幸喜
知人が「なんか、話しのもっていき方が、しつこい」みたいな風に評していたんだけど。
でも、オイラには、そのテンポの良さとかリズム感とかが、面白いんだよね。


内容は、とある殺人事件の陪審員たちが、あれやこれやで判決を下すまでのやりとり。


で、これが作られた時は、当然ながら、日本には陪審員制度は無かった訳で。
オイラは、それを、外国映画で知ることしかできなかった訳だけれど。
で、これから始まる裁判員制度とは、また、全く別物な訳だけれども(審議不一致とか、ないからね)。


で、オイラ的な法律やら裁判やらの考え方で、ここに扱われている案件を考えると...
審議するに足る要件の不足による、差し戻し、だなぁ...


つうか、ね?
プロット、甘すぎないか?www
だって、被告人が、なぜ、自宅に向かう最短の道のりを採らず、遠回りして、事件現場へと向かったのか、とか、公判内で発言されていないと、オカシイでしょ?
だって、殺人事件なんだよ?
殺意の有無が争点となるのなら、殺害に至るまでの行動の意図も争われないと、ねぇ...


まあ、喜劇として面白かったから、イイんだけど、さ;-p


次。

それでもボクはやってない

いや、これも面白いね。


内容は、ある青年が電車に乗ってて、目的の駅に着いて、電車を降りたら、後方から突然女子高生に腕を掴まれて、「責任とってよっ! あなたの子よっ!!」なんて言われて、「いやいや、違う違う。なに言ってんの?」と否定するも、なんやかんやで両親に紹介されたりだとか、友人に連絡を取ると祝福モード満点だったりとか、自分のアパートに来ていた母親には「これで私もやっと孫の顔が見れるのね」などと涙されたりだとか、どうのこうので、「避妊するのか」と問われるも「避妊も何も...」と答えるも、あれやこれやで式の日取りまで決められてしまい、黒い四角い帽子をかぶったお偉い雰囲気の男性の前で宣誓させられたりとかしながらも、疑問の念を感じながら首を捻りながら、お偉い雰囲気の男性の講釈をタップリと聞かせられて、それでも釈然とせず、振り絞るように、主人公の口から溢れ出す言葉。


それでもボクはやってないっ!!」


...すまん、嘘。


これも、面白かったなぁ。
本来、「裁判」っていうのは、有罪/無罪を決める場では無くって、「有罪と判断するに足る要件を満たしているか否か」を判定する場なんだと思っているんだが、なぁ...


その辺、どうなのかね?